フットワーク その64 「ピロスタビリンク」

以前書いた事と重複しますが、
まず、車高ダウンに伴うスタビライザーの功罪について、おさらいします。

スタビライザーは別の呼び方で「アンチ・ロールバー」、「スウェイバー」と呼ばれています。
キヨではスタビライザーは、どこで、どー使うかが大切だと考えています。
一般的には、スタビライザーを販売しているメーカーのイラストでの説明からのイメージで
認識されていると、思われますが、これがロール量を減らす部品すなわち「アンチ・ロールバー」です。

もーひとつの見方が「スウェイバー」ですが、
これは、特に高速走行などにおいての横揺れ防止と考えてください。
スタビライザーの説明のイメージから、多くの方は、直進ではスタビは働かず、
コーナーでのみ効いてロールを減らすので、乗り心地は悪くならないと刷り込まれていますが、
残念ながら、そーではありません。
交換された人は知っています。(アフターで販売されているのは強化スタビしかないですから)

スタビのボディー側は平行に2点で支えられています。その先がアームに繋がっています。
ので、ボディーが傾けば、スタビも傾き、ロアアームを押します。
その反力で戻り、車体を平行に保ちます。
これが「スウェバー」としての役割です。
大きく分けると「スウェバー」はサスペンションがストロークし始める時の初期の働きで、
「アンチ・ロールバー」はストロークした後半での働きと考えます。



これに興味をもたれた方からのご依頼で、
クラウン用「ショートスタビリンク」を製作しました。

が、販売の増加に比例して、
様々なご意見、要望を頂きました。

キヨのリサーチが甘かった(汗)訳ですが、
スタビリンクを交換される方は、車高調により、スタビが突っ張り、乗り心地がガンガンくるので、
それを解消する為に交換するのだと、思っていました。

実際には、「乗り心地が良くなる」この効能が反響を呼び、
購入された方もおられるようです。
予想外だったのは、
ダウンサスへの装着は、テストしていませんでした。(同時にダウンサスより、レベルの低い車高調も数多く存在するのも知りました)
ダウンサスというのは、バネだけで、車高が下がりますが、
伸びる方向へは、ノーマルのままです。
そこへ、スタビリンクを短くすると、
伸びる方向に対しては、リンク角度がきつくなってしまいます。
(※スタビリンクは、長さだけでなく、作用角も重要です。
まっすぐ押すのと、斜めから押すのとでは、力の入り方が違います)

また、動きのスムーズさを優先したボールジョイントを採用していましたが、
ダウンサスの柔らかいバネでは、突っ張りは解消されるものの、
コーナーリング時には、それが災いし、ロール量が増えてしまいます。
(当然と言えば当然で、車高を落としたことにより、ロールセンターは下がるので、
コーナーリング時の実質レートは低くなっています。それがスタビの突っ張りで、耐えてたものが、
開放されますと、ロール量は大きくなりますね)
これらに付随して、異音の原因にもなってたりしてました。



これらをふまえ、多くの方々のご意見、ご協力を元に、製作したのが、コレです。

フロント用です。上下ピロタイプを使用し、
カラーの長さを組替えることにより、
スタビリンクの角度を変えることができ、
ダウンサスの純正ストロークから、車高調のストロークまで対応できるようになりました。


こちらはリヤ用です。
ボルト類も見直し、純正ナットに対応します。


GRS18#,GRS20# GRS19#用
ピロスタビリンク 一台分前後セット  ¥39,000(税込)

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