※リフレッシュ・メンテナンス  「チューニング、その前に」
  GT−Rを題材にメンテナンスを紹介していましたが、他車種の要望、入庫も増えてきましたので、
  独立して様々なクルマのメンテナンス、作業を紹介していきます。文章は一部GT−Rのが残っています。

 ☆エンジンルーム
   ◎オイル交換
       やってて当たり前のメンテナンスです。
       RB26は内部のクリアランスが広いエンジンです。
       その為、パワーが上がる程、クランクケース内の圧力が高くなり、ブローバイガスに
       オイルミストが混入し、オイルの持ち出し量が多くなっています。
       マクソン使えば、しっかりとした厚さの油膜がシール性を保ち
       クランクケース内圧を下げ、パワーと耐久性を両立させます。
       マクソン使えば、RB26のブーストかかるまでの、トルクを補い、
       そして、鋭いブーストの立ち上がりが得られます。
       ブローバイの持ち出し量も激減しますよ。
     参考 MAXONその27『オイルの良否』
     タペットカバーを開けた状態です。
     いくらマメにオイル交換してても、ちゃんとオイルを選ばないと、こんなになります。

   ◎プラグ交換
       エンジンの基本は「良い圧縮、良い混合気、良い点火」です。
       マフラー交換でもパワーが上がっている分、プラグの熱価は変わります。
       火花の力が足りないと、残留カーボンも増え、回りの重たいエンジンになりますよ。
             
    
   ◎ゴムホース類 
       ゴムは経年劣化します。
       まして、エンジンルーム内は高温になる為、
       一層劣化が進み、硬化し、ひび割れします。
       この部分から2次空気を吸い、不調の原因となったり、
       加給気が漏れ、パワーロスします。
       また、オイル、ガソリン、冷却水の液体部分の漏れも発生します。
       エアと水には、耐久温度290度で経年劣化の少ないシリコンホースを適所使用します。
        
     見えない所で、こんな事になっている場合も。
     参考 ワーキング その24


   ◎ベルト類
       これもゴム製品で経年劣化します。
       タイミングベルトは10万キロ毎の交換となっていますが、
       通常の使用であって、高回転を多用したり、パワーアップしている場合は、違ってきます。
       純正品は伸びも発生し、バルタイのズレが生じます。
       当店ではハイパワーにも耐え、高回転までバルタイが追従する強化タイミングベルトを推奨します。
       同時にベアリング類、ファンベルト、エアコンベルト、パワステベルト、クーラント、ウォーターポンプなども交換します。
       例 ランサーエボリューション
         インプレッサ

   ◎パワステ関連
         ワーキング その25
   ◎エアクリーナー
       一度交換して満足していませんかー。
       
       こんなに真っ黒になってたら、ダメですよ。
       エアフロの洗浄も忘れずに。

   
 
 ☆サスペンション関連
   ◎ブッシュ
       これもゴム製品なので、経年劣化から硬化、ひび割れします。
       段差などで、ガタガタする。荒れた路面でゴツゴツするなどは、まずブッシュを疑ってみて下さい。
       ジャッキアップしてタイヤを揺すって、ガタがあるなら、即交換の必要があります。
       交換は必ず1G状態にて組みつけます。
       これを怠ると、走行安定に影響するだけでなく、ヘタリも物凄く早くなりますよ。
       ブッシュ類交換時はアライメント調整も忘れずに。
       
       ニスモから強化ゴムが組み込まれたアームが販売されています。
       ブッシュを抜き取り圧入する手間、工賃考えれば、良い選択です。アーム自体も必要に応じ補強されています。
       リヤロアアームのナックル側のボールジョイントも圧入されています。
       GTR
       シルビア
       インプレッサ
  ◎ダンパー
       ゴツゴツするのに、飛ばすとフワフワする。これはダンパーのヘタリですね。
       ストリートメインなら、グレッディパフォーマンスダンパーを
       サーキット意識するなら、アペックスN1エボリューション。
       予算に余裕あるなら、オーリンズ、ビルシュタイン
       それぞれ特徴あるので、ご相談ください。
       キヨスペシャルへのグレードアップも可能です。
   ◎ハブベアリング

 ☆ブレーキ関連
   ◎ブレーキパッド、ローター
       とにかく、なんとかしたいGT−Rのブレーキ関連。
       パワーと重量に対して、あまりにも役不足です。
       効かないパッドを使っていると、表面の滑りにより、
       さらに、効かなくなってしまっていますよ。
             
       参考 ブレーキパッドのミラー化
    ◎キャリパー、マスターシリンダー
       ブレーキはパッド交換、オイル交換だけで無く、キャリパーとマスターシリンダーのOHも忘れないように。
       マスターシリンダーからのオイル漏れです。
       OHでばらす途中のピストンです。
       
       錆びを取って、しっかりと磨きますが、方向を考えてやらないと、漏れの原因になったりします。
       
       これはリヤのシリンダー側です。
       全てがこのようにまでなる原因としては、前回のOH時に、ブーツ内にグリスを塗っていなかったのかもしれません。
       
 ☆駆動系
   ◎ドライブシャフト
       ブーツが破れてしまっているのを多々目にします。特にフロントです。
       ガタが出てしまうと、交換となります。
       サーキット走行では負担も大きいので、オメガのグリスへの交換をお薦めします。
       車上の点検時に破れてました。
       グリスが飛び散っています。まだガタが無いのが救いでした。
       
       大丈夫だった方でもグリスの状態は、こんなのです。
       奧のは洗浄終え、組み付け前のものです。

   ◎クラッチ
        GT−Rは重量級ハイパワー四駆でクラッチの負担は大きいです。
        パワーアシストがあっても、ペダルはかなり重く、発進時に半クラになりがちで、磨耗も早いですね。
        磨耗の目安ですが、クラッチペダルの繋がるポイントが手前になってたら、要注意です。
        一押しはATSカーボンツインtypeSです。
        参考作業料金 42,000円(ミッション脱着、洗浄、クラッチ及びフライホイール交換、レリーズOH、エア抜き、ペダル調整)
        部品は、クラッチ本体、ミッションオイル、トランスファー(アテーサ)オイル、レリーズベアリング、レリーズOHキットが必要。
        ミッションのオイル漏れ等ある場合はガスケット、オイルシールを交換します。
        クラッチホースが劣化してれば、ニスモ製(6,825円)をお薦めします。プッシュタイプなら、ニスモの強化ピボット(2,940円)も。

   ◎LSD
   ◎オイル交換
 ☆電装系
 ☆冷却系
   ◎ウォーターポンプ
       タイミングベルト交換の時に一緒にウォーターポンプの交換も推奨しています。
       高回転を多用するなら、N1用を使用します。
       キャビテーション、エアレーションに対して、有効です。
   N1  標準
       標準の物は車についていたのですが、ブレードが錆びてきています。
       錆びはトラブルの原因にもなりますので、冷却水の交換は定期的に行って下さい。

   ◎ゴムホースから水漏れ
   
   参考 ワーキングその27

※取付等は、当たり前の事ですが、持ち込まれるトラブルの多くは、当たり前の取付が
 出来てない事が原因です。しっかりした取付、パーツ選び、メンテをすれば、トラブルは激減します。