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このページでは、認知症(痴呆)についての概要を説明しています。
症状も悩みも人それぞれで違います。認知症(痴呆)のことで「おかしいな」「どうしよう」と思った時は、1人で悩まず、お近くの医療機関に相談したり、高齢者もの忘れ看護相談 や 当サイトの掲示板 、 メールをご利用ください。
介護保険を含めた社会資源の活用も介護をしていく方法の1つです。 |
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◆認知症(痴呆)について |
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認知症(痴呆)は脳の器質的障害によって知的能力が継続的に低下した状態のことで、症状が進むにつれて日常生活に支障をきたすようになります。
歳をとることで起こりやすい「もの忘れ」とは異なります。
また、認知症(痴呆)の種類や人によっても経過は異なります。 |
| 年齢による「もの忘れ」 |
認知症 |
| 生理的な脳の変化によって起こる |
脳の病気によって起こる |
| 体験の一部を忘れる |
体験の全体を忘れる |
| 非進行性 |
進行する |
| 忘れっぽいことを自覚している |
忘れたことを自覚しなくなる |
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◆認知症(痴呆)の症状 |
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| 認知症(痴呆)の症状は大きく二つに分けることができます。 |
| @中核症状・・・ |
認知症(痴呆)の中心となる症状。記憶障害や見当識障害など。 |
| A周辺症状・・・ |
知的能力の低下によって起こる精神症状や問題行動で、人によって現れる場合と現れない場合がある。周辺症状の殆どは記憶障害などによる混乱が原因で現れています。 |
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認知症の症状は日常生活の中で多彩に出現しますがその誘因を考えてみることで、和らげることも可能です。 |
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◆認知症(痴呆)と間違えられやすい病気など |
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| 認知症(痴呆)と間違われやすい病気や状態があります。正しい診断と治療をすることで改善するものもありますので、ぜひ医師に相談してください。 |
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| <せん妄> |
認知症を指摘されていないが意識障害を伴う状態で、突然発症し、1日の中でしっかりしている時とそうでない時があるなど変動がある。多くの場合、回復可能である。
脳血管障害や感染症、糖尿病の血糖値のコントロールが不十分なために起こることがある。 |
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| <うつ病> |
| 認知症を指摘されていないが、神経伝達物質の低下によって憂うつな気分になり、それが長期間続くとうつ病になると言われている。不安や焦燥が強く、不眠などの症状が現れる。適切な治療を受けることで改善する。 |
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| <廃用性の変化> |
| 刺激のない環境で寝たきりの状態が続くと、日付や時間の感覚が不確かになるなど、認知症に間違われやすい状態になる。 |
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◆認知症(痴呆)の原因となる病気 |
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| 認知症(痴呆)の原因となる病気はたくさんありますが、ここでは代表的なものについて説明します。 |
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原因は不明ですが、脳の神経細胞の減少、脳の萎縮、脳への老人斑・神経原線維変化の出現を特徴とします。脳の中にβアミロイドと呼ばれるタンパク質がたまり出すことが原因の一つとされていて、βアミロイドが脳全体に蓄積することで健全な神経細胞を変化・脱落させて、脳の働きを低下させ、脳萎縮を進行させると言われていますが、はっきりした原因は分かっていません。
発症と進行は緩やかで、徐々に悪化していきます。多くの例ではもの忘れ(記憶障害)から始まり、時間、場所、人の見当がつかなくなります(見当識障害)。もの忘れは、病気の進行とともに「最近のことを忘れる」→「昔のことを忘れる」というように記憶や経験などを失っていきます。 |
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アルツハイマー型痴呆に次いで多い認知症です。原因は脳梗塞や脳出血による脳血管障害の後遺症です。
突然の脳血管障害をきっかけに急激に認知症(痴呆)が発症する場合と、小さな脳梗塞を繰り返して起こしているうちに徐々に認知障害が現れる場合があります。脳の血管のどこの部位が障害されたかによって症状が異なりますが、記憶力の低下はあるのに時間や場所は分かるなど、できることとできないことがバラバラに現れることがあります。
意欲の低下やめまい・しびれ・麻痺、感情失禁(涙もろくなる)などが見られることがあります。
脳血管障害を起こしやすい危険因子と言われているものは、高血圧、動脈硬化症、糖尿病、高脂血症などです。これらを予防することで認知症の予防にもつながります。 |
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その他にも、次のような病気が原因となって認知症(痴呆)が起こります。
レビー小体を伴う痴呆
ピック病
正常圧水頭症
慢性硬膜下血腫
甲状腺機能低下症
薬物やアルコールなどの中毒性の疾患 |
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〈参考文献〉
新編 認知症(痴呆症)はここまで治る、小阪憲司監修、主婦と生活社
やさしい痴呆性高齢者への介護とケア、室伏君士著、医薬ジャーナル社
高齢者痴呆介護実践講座T、高齢者痴呆介護研究・研修センターテキスト編集委員会編著、第一法規
臨床痴呆学入門 正しい診療正しいリハビリテーションとケア、博野信次、金芳堂
老年期精神疾患治療のためのストラテジー、本間昭ほか 編、長谷川和夫監修、(株)ワールドプランニング |
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